2013年9月11日水曜日

sculley、旋盤型カッターマシーンをアナログターンテーブルに改修しました。



ターンテーブルとして使用されていましたが、経年劣化で、モーター防振マウント、モーターベアリング、変速機ベアリング、駆動ベルト等の劣化で異音、振動があり本来の性能を満たしていませんでした。

デザインを含め大幅に仕様を変更しました。ご覧ください。

改修前の状態


全体の汚れ、むき出しのメカが気になります。



メカを取り除き、むき出し状態、異音を抑えるためにスポンジを貼り付けています。


天板は汚れ、反り、フレームは錆と汚れ。


プラッターマウント、汚れ、腐食を除去、塗装準備




モーター本体とマウント、ベアリング2個交換と塗装準備。


変速機、ベアリング6個交換、塗装準備。ベアリングは特殊サイズ入手が難しい。



特殊ハンマード塗装したプラッターマウント。



天板は反りの為交換、プロテクターモールも新しく制作しました。


プタッターフライホイール、表側黒特殊ハンマード、裏側シルバ特殊ハンマード塗装。性能には関係ありません、見た目を重視しました。


高さ調整可能、防振マウント、移動キャスター付き。


モーター防振マウント劣化の為、防振ゴムを新しく制作、上下16個でモーター振動を吸収し、ベルトの張りによる傾き抑えています。


モーターマウントは現在の位置から180度位置を変更、モーターを分解しなくてもベルト交換可能にしました。

注意事項、部品番号、調整方法、連絡先等を各部に貼り付けています。


回転数は33、45RPM。フレームは黒特殊ハンマード、変速機カバーはシルバー特殊ハンマード塗装

角パイプと木材は、新しく制作した筐体を固定する物です。


部品を抜き取り穴の開いたメカ部分に新しくステンレス溶接仕上げでハウジングを制作し、画像のようにきれいになりました。




右後ろから見た本体。使用しない穴は塞いでいますのできれいに見えます。



左前側


筐体は楢材、取り付けは内部からボルトで固定していますので、外部には、一切のボルト、ビス穴はありません。画像のようにきれいに仕上げています。




アームボードは新たに制作、アーム4本取り付けできます。SME3012Sと限定G

コントロールパネルは、スタート、ストップ、内部照明スイッチが機能します。

静かに回転し、全域にわたり豊かな音楽再生に魅了されます。


変速機レバーは短い物に変更、画像のように扉を開け、上下に移動して変速します。手前に見えるのは電源コントロール部。

内部には照明を追加。



左の機材はフォノイコライザーSOUNDLABO、AM10仕様





東京シェルーマン特注蓄音機、スピーカーはテクニクス、フラットパネル。






2013年9月10日火曜日

完成しました。再生確認、

完成、動作良好、奥に見えるのは、楢材仕上げのRP-53D、アームは東京サウンド、A-160OILダンプ型ロングアームとDENON、DA-302。

今回のRP-53Dはキャビネットタモ材仕上げ、アーム、オルトフォンRMG-309、カートリッジ、SPU,GT、新しいゴムマット、砲金スタビライザー、

此方のターンテーブルはお客様制作依頼品、制作日数は、下地処理、塗装、キャビネット制作、旋盤、フライス加工、測定、組み付け、調整、動作確認を含め、約30日ほどでした。一部外注を含め、全て当社で制作しています。


 
オルトフォン、RMG-309


 
SPU,GT

 
砲金スタビライザー

 
アームリフター、AL-1

 
再生確認中

 




 
 
再生確認に使用したレコードは50年ほど前のモノLP、レーベルを保護して、大型超音波洗浄機で洗浄。通常のクリーナー等では落ちにく汚れを簡単に洗浄。短時間で簡単に汚れが浮き上がります。洗浄後、気になるスクラッチ音が軽減され、解像度が向上します。動画でご覧になれます。
 
 
動作、再生確認中です。ご覧ください。イコライザー、米クオードエイト6200タイプ、プリアンプAMPEX、MX10、パワーアンプ、直熱管、VT4Cシングル、スピーカーALTEC、A5、スクラッチノイズも少なく、高音質で音楽再生ができました。
 

 
 
今週末、お客様に納品します。

2013年9月3日火曜日

組み付け、調整、測定、動作試験、

モーター、配線の組み付け、

 
モーター回りは、シャフト異物除去、内部油汚れをアルコールで清掃、調整、モーターセンター位置で固定しています。ボール1個交換。

 
キャビネットに内部に銅箔を貼り付け、

 
ターンテーブル、表側、
 
 



 

 
真鍮プーリー、アイドラー、モーターシートゴム、モーターハンガーゴムを新しいものに交換。高さ、角度を調整。プリーは2本制作初めの物はストロボ確認したところ、33RPMで微小の遅れがあり、2本目で完全静止になりました。0,012mの差でした。

 
 
 
プーリー精度確認、モーターを回転させプーリーの振れのないこと確認中。
 
 
 
 
 
 
 
専用キャビネットに収め無い状態では、全体の振動少し多くなり、キャビネットが重要な事を改めて認識しました。