2014年2月25日火曜日

真空管試験機 国洋電気 VG-4G、国洋電気工業株式会社TCT-2004カーブトレーサで、WE,VT-52を測定しました。

此方の試験機は少し大きめで重量有りますが、高精度で真空管を測定します。

昭和39年6月製造、0,5%級のメータ搭載、多数のトランスとチョーク搭載しています。GM回路はVR150を使用し安定と精度を確保しています。

今回は外部接続端子を使用して、フイラメント、バイアス、プレート、電流計を接続して測定時の各電圧、電流を確認できるようにしました。

基準値、フイラメント6,3V(指定は7V) バイアス電圧-43,5VDC プレート電圧220vDC Gm2300 プレート電流30mA


初めにソケットの選択、1)F+ 2)P 3)G1 4)F-にセレクト

 

1)フイラメント電圧の設定、フイラメントセレクターを6、3Vに合わせ、

 
Efアジマスで調整、メータで確認、Efセンターに合わせる


 

 
2)真空管を挿入して、ショート試験を実施 ショートセレクトを各位置に設定して、ショートランプが点灯していないことを確認する、点灯した場合は測定は中止。点灯していない事を確認して、TUBE TESTに合わせ次の項目に進む
 

                          
 
3)バイアス調整、EC1レンジを-100v設定
 
 

 
EC1アジマスで-43,5VDCに調整、メータで確認

 
 
 4)プレート電圧の設定Edレンジを500VDCに合わせる 
  

 
 
Edアジマスで220Vに合わせ、メータで確認

 
5)各設定電圧は外部メータで再度確認する。
 
メータは横川、桑野電機製。接続は測定器右横とパネル上に有ります。

 


6)Gmメータの校正 

 
Gmアジマスで、メータのGmアジマス指定位置に合わせる。
 

 
シーメンスキーをGmテストに合わせる。

 
メータ数値は2250を示しています。

 
7)プレート電流の測定、Idレンジセレクターを150mAに設定、


 
メータは29mAを示しています。外部メータも29mAを示しています。



 
外部電源接続できますので、4212,211,845等も測定可能です。
 
8)国洋電気工業株式会社 TCT-2004カーブトレーサで特性を確認、動作良好でした。コレクタ電源DC 0~2000V。各設定は数十メモリーでき
重宝し、2本又は双3極管の特性、数値をデスプレーに交互表示しペア組が簡単にできます。

真空管用アダプター数個制作して使用、テクトロ576用の為コネクターが合わないので配線を使用して接続、外部フイラメント電源を使用して測定、外部スクリーン電源を供給すると多極管の測定も可能


 
 
外部電源を使い845,4212を測定、右はテクトロ376カーブトレーサ